連続殺人犯へのヒント(ジョージ・カーリン)

 

コメディアンのジョージ・カーリン(1937~2008)の小ネタを見つけたので、なんとなくメモしたものの和訳。

 

連続殺人犯へのヒント(ジョージ・カーリン)

俺は連続殺人犯のニュースが好きなもんで、いつも奴らが捕まんなきゃいいと思ってる。だから俺は連中を自由にさせておくための提案をリストにまとめたんだ。俺に最高の楽しみを与えてもらうためにな。

殺人犯たちへ:もしあんたが変態の注目とか世間の耳目なんかを求めてるんなら、俺は力になってやれない。でももしあんたがただ沢山の人間を一人一人殺していきたいって言うんなら、俺はあんたの味方だ。これから言うことをやれば、警察があんたを捕まえるまでの時間を最大限先延ばしにできる。

  • 同じタイプの人間ばっかり狙わないようにしろ。いろんな奴を殺すようにしろ。ノッポ、チビ、貧乏人、金持ち、男、女、若い奴、年寄り。でも殺すのに特定の法則性をもたせるのはやめとけ。年寄りを二人殺したら、次は若い女、その次は10代のガキをやれ。金髪、黒髪、長髪、短髪、まんべんなく殺せ。あと商売女のことで思い悩むのはやめろ。
  • 獲物を襲う場所と時間帯を変化させろ。
  • 殺人事件の多い人口密集地帯で殺れ。
  • もし可能なら、国中をまわって毎回違う州でやるようにしろ。同じ町で殺すのは1年に1人にしとけ。それと直線的に移動しないこと。不確実さこそあんたの味方だ。
  • 毎回違うやり方で殺るようにしろ。イカれた殺し方をしたら、次はフツーに殺す。レイプする・しない、儀式っぽくする・しない、とかな。手口を絞りこむのはだめだ。パターンはあんたの敵だ。
  • 死体は最低でも100マイル、できるだけ殺人現場から遠いとこに捨てろ。処分方法もこいつを埋めたらあいつを燃やす、そいつはバラして、もう一人はアルカリや酸に浸す、みたいに。殺しから死体処理まで、誰かに見られたらそいつを必ず殺してバラして面倒を避けるんだ。それから死体は別々にしとけよ。
  • 車で現場に行く時とか死体を捨てに行く時、法律を破ったり事故を起こしたりしないようにしろ。使うのは現金だけだ。モーテルも使うな。中で寝れるような最新型のバンタイプにして、警察がパトロールしそうなとこには停めないようにしろ。食料は沢山用意して車内で食え。もし可能なら、車は毎回変えろ。
  • 警察に挑戦状送ってばかにするような真似は一切するな。馬鹿げてる。
  • 新聞の切り抜きなんか集めるな。新聞読むのもやめとけ。
  • 被害者から戦利品を集めるな。
  • 『CSI』と『ロウ&オーダー』を見て勉強しろ。ミスを避けるのに役立つ情報が得られる。

賢く、元気にな。期待してるぜ。